イベント考ラム(コラム)

「四方祓いの儀」とは?

今回は地鎮祭で行われる「四方祓いの儀(しほうばらいのぎ)」の説明をしましょう。

「四方祓いの儀」は、読んで字のごとく四方を祓うことで、鬼門と言われる北東から右回りに順番に四隅を祓います。
この「四方祓いの儀」は、「鍬入れの儀」の前に行われます。四方をお祓いしてから、地鎮祭のメイン行事である「鍬入れの儀」を行うという順番ですね。

四方祓いそのものは神主が行います。神主によってやり方に多少の違いがありますが、基本的には次の二点を行います。

① 大麻(おおぬさ)(写真参照)でお祓いをする。
② 切麻(きりぬさ)と呼ばれる、紙を四角形に細かく切ったものと塩および米を混ぜたものを四方に撒く。

この作法は、県や神社、その土地の風土によって若干異なるようです。切麻ではなく、榊(さかき)に塩水をつけて祓うところもあるようですが、香川県では切麻が一般的なようです。

次に、しめ縄の張り方とシデの向きについてご説明しましょう。

【しめ縄の張り方】

地鎮行事を行う場所を4本の竹で囲いますが、その4本の竹にしめ縄をぐるりと一周回して取り付けます。この時、北東から右回りに、しめ縄を途中で切らずに一本で結びます。一本でぐるりとうまく張れないからと言って、安易に途中で切って継ぎはぎするのはいけません。

【神垂(しで)の向き】

しめ縄に神垂(写真参照)を取り付けます。この時、神垂の向きが大事です。
神垂は折った方が手前にくるように取り付けます。四つのどの面も、その面に向かって見た時に神垂の折りが手前にくるようにします。
神垂の折りが向こう側にいくように反対に取り付けてしまうと、これはお葬式での取り付け方になってしまいますから注意しましょう。
一般の神社で神垂を見てみてください。必ず折りが手前にきているはずです。

さて、地鎮祭は一生のうちに何度も経験するものではない大事な節目の行事です。
当コラムでは「地鎮祭の流れ」や「鍬入れの儀」などについてもご紹介していますので、ご興味のある方はそちらもぜひご覧になってください。
日本の大事な伝統文化でもある地鎮祭の意味を正確に知ることで地鎮祭、ひいては家や建物、そしてそこに住(すま)うということに対する思いが少しでも深まることを願っています。

令和2年11月 藤原 宣雄


香川高松のイベント運営・企画支援会社ふじイベントサービスが、これまでに手掛けてきたか数々のイベントから学んだ経験とノウハウを、代表 藤原 宣雄の目線で語ります。
イベント主催者や、イベントに関わる様々な関係者にとって、何かの参考になれば幸いです。


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