今回は、前回に引き続き「第77回天皇賜杯・皇后賜杯全日本ソフトテニス選手権大会」の設営のお話しをしましょう。
この大会では、テント等の設営だけではなく、音響も担当させていただきました。
会期中、大会の主催者は出場選手の呼び出しや観覧者に対して必要な情報を適宜放送するのですが、その放送設備や放送時に適切に情報が届くよう音量などの調節をするのが音響の仕事です。
音響はテントのように常に目に入るものではないので分かりにくいのですが、様々な注意を払って設営されます。
たとえば、室内に設置された機材と室外に設置されている背の高い拡声器を繋ぐコードは、ただ無造作に繋げているのではありません。コードが地面に触れるような設置の仕方はせず、人の邪魔にならないような高いところにコードを張って拡声器と接続しています。地面に這わせるとねずみなどの小動物にコードをかじられるなど、思わぬ被害にあう可能性があるのです。
一言で設営といっても、設営するものの種類や色々な状況のなかで最適な環境を作り出すよう工夫しています。
令和5年2月 藤原 宣雄