今年も太陽の季節、夏がやってまいりました。この季節には日本全国で大小さまざまな夏祭りが開催されることと思います。
お祭りには数々の屋台が立ち並びますが、屋台の定番のひとつに「金魚すくい」がありますね。みなさんも一度はやったことがあるのではないでしょうか。
我が社では「金魚すくい」をお祭りや感謝祭などで手配することがあります。
金魚はもちろん生き物ですから管理が少々大変です。何百匹といますから一度に全部を現場に持っていくのではなく、一日のうち二度に分けて金魚を持っていくなどの配慮をします。
ところでみなさんは金魚すくいは得意ですか? なかなか難しいですよね? 苦労の末に一匹でもすくえたときは嬉しくてにこにこしながら家に持ち帰った経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回はそんな金魚すくいのコツについてちょっと調べてみました。思いの外、色々なコツがあるようです。その中から初心者向けのコツを一部ご紹介しましょう。
①ポイは表(おもて)を上にする
ポイとは、金魚をすくう道具、円形のフレームに紙を貼った、破れやすい(笑)あの道具のことです。
ポイには表と裏があります。紙の端がフレームにのり付けされているほうが裏、紙の端が見えないほうが表です。構造上裏の方が破れやすいので表を上にするのが良いようです。
②ポイは全体を水につける
紙を濡らすと破れやすくなると思ってポイの一部分しか水につけないで金魚をすくおうとすると、水に濡れた部分と濡れていない部分に境目ができます。その境目の強度が弱くなってむしろ破れやすくなります。ポイは全体を水に濡らして使う方が破れにくいようです。
③金魚の頭のほうからすくう
金魚は尾ひれを動かして前進します。尾ひれのほうから追いかけるようにしてすくおうとしても逃げられるばかり。頭の方からすくように静かに近づくのが良いようです。
④ポイのフレームの部分を利用する
すくった金魚は尾ひれをバタバタします。その尾ひれが紙にあたり紙が破けてしまいます。そこで、尾ひれが紙にあたらないように、尾ひれの付け根あたりがフレームの部分にかかって尾ひれがポイからはみ出すように、うまくとらえます。これは中級者以上向けのコツかもしれませんね。
いかがですか? ちょっとしたコツを知っているだけですくいやすくなるかもしれません。たがか金魚すくい、されど金魚すくい、ですね。
調べているなかで、金魚をすくえてもすくえなくても、生き物である金魚を大切に思う気持ちが大事ですというコメントもありました。その気持ち、大事ですね!
みなさん、楽しい夏祭りを!
令和5年8月 藤原 宣雄