
建物の新築が決まると、多くの場合地鎮祭や起工式、竣工式などの神事が執り行われます。
そのような神事を行う時、神事を執り行う神主や施主の関係者である参列者のほかに「司会者」がいることにお気づきでしょうか。
神事に限らず、どんな式でもそこには必ずといっていいほど「司会者」がいますよね。
式を滞りなく進行していくための重要な存在です。
さて、神事の司会は一般的な司会とは少し勝手が違います。なぜなら、神事は文字通り神様の行事であり、昔から行われてきた伝統的で型式のある神聖な儀式だからです。式の意味はもちろん、神主の動作の意味や順序が決まっており、それに合わせて参列者も起立したりお辞儀をしたりします。そこには作法が存在するのです。
ですが、参列者はどこで起立や着席をし、どこでお辞儀をするのかなどなかなかわかりませんよね。そこで参列者の動きを誘導してくれるのが神事の司会者です。司会者は作法を理解していないとスムーズな進行ができないのです。

ここで問題です!
神事の司会者はその誘導の仕方、参列者への声のかけ方などをどこで学んだり知ったりするでしょうか?
残念ながらそれを教えてくれるところがどこかにあるわけではないのですね。
我が社は神事の設営の専門会社として30年以上の実績があります。そのなかで司会の経験とノウハウも積み上げてきました。そして司会の進行方法を「司会要領」としてまとめ、必要であれば微調整を行いながらそれに沿って滞りなく式を進行してきました。
今回、その「司会要領」を披露しましょう(写真参照)。
神事の司会を誰がするのかは決まっているものではありませんから、施工会社や施主関係者の方なども、これを参考にされてみてはいかがでしょうか。
設営だけでなく式の意味をよく理解した司会者を配置することで、本物志向できちんとした神事を執り行える神聖な場を丁寧に創っていくこと、手を抜かず創り続けていくこと、それが我が社の使命のひとつだと感じております。
最後に大事なアドバイスをいたしましょう!
神事の司会に「場を盛り上げる」「笑いを取る」ことをしてはいけません。アドリブは要らないのです。作法にのっとって粛々と厳かに進行させることを意識してくださいね。
イベント哲学第6回「記憶に残るその一瞬をつくる」にさらに詳細を載せています。ぜひご覧ください。
令和8年6月 藤原 宣雄


