式典・神事というものは、その設営から、式典中の流れや作法まで、その一つ一つにすべて意味があります。「とりあえず形だけ」なんて思っていませんか?中途半端な式典や神事なら、むしろ執り行わない方が良いという場合も…。
ふじイベントサービスの式典・神事の設営・運営は、その一つ一つの意味を大切にし、本来あるべき形・本来あるべき仕来りで執り行っています。節目節目に行われる大事な行事だからこそ、その一瞬が記憶に残るような場作りを心がけています。
地鎮祭(起工式)を執り行うに当たり、知っておいていただきたい「地鎮祭の基本」をお伝えしましょう。これらの知識があれば、初めてむかえる地鎮祭でも迷うことなく自信をもって臨んでいただけると思います。どうぞお役立てください。
地鎮祭(起工式)は以下の順序で執り行われます。
① 入場(手水)
② 修祓(しゅばつ)
③ 降神(こうしん)
④ 献饌(けんせん)
⑤ 祝詞奏上(のりとそうじょう)
⑥ 四方祓の儀(しほうばらいのぎ)
⑦ 鍬入れの儀(くわいれのぎ)
⑧ 玉串奉奠(たまぐしほうてん)
⑨ 撤饌(てっせん)
⑩ 昇神(しょうしん)
⑪ 神酒拝戴(しんしゅはいたい)
※式次第には②~⑩を記載します
たまに「降神」や「昇神」などに「儀」をつけて「降神の儀」や「昇神の儀」などとしているものを見ることがありますが、本来そのような言い方はしません。「儀」がつくのは「四方祓いの儀」と「鍬入れの儀」の二つだけです。
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地鎮祭(起工式)は神事ですから、神様をお迎えする場所を作るということと、神様の場所と人の場所を明確に分けるということが必要です。
たとえば、テントがない地鎮祭や、幕が無いかあるとしても紅白幕だけ、また竹の設置場所を間違えている地鎮祭を見かけることがありますが、このテント、幕、竹は特に重要なポイントです。
まず、テントがないということは、そもそも神様を迎え入れる環境が作られていないということになりますから神様に対して大変失礼になります。
また、幕は紅白幕と青白幕を使用することが正式です。青白幕は紅白幕よりも格式が高いので神様をお迎えする場所に張ります。
そして竹は神様に居ていただく場所、その神聖な場所の範囲を示すために立てられます。その場所に人は足を踏み入れることはできないのです。
その他、知っていると役立つポイントとして、手水や椅子について、祭壇の向き、写真撮影に関してなどがあります。
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